むい記

むいむいな日々のこと

手がインクまみれ

色とりどりのポイフルたちを一気に口に入れてもぐもぐして飲み込む。フルーツ味の歯磨き粉ではみがきした後みたいな、口の中になる。しだいにお腹がポイフルで膨れていく。ラズベリー味青りんご味レモン味グレープ味。お腹に入ってしまえば色も味も関係なくなってしまうポイフルたちが私のお腹を膨らませることでその存在を示しているような、そんな気がした。

久しぶりにポイフル食べたけれど美味しい。ちょっと甘いけど。子供が好きそうな味がする。この頃甘いもの欲を抑えられませんまあ今に始まったことじゃないけど。とりあえずチョコ食べたい。クッキーも好きだ。そしておせんべいも好きだ。それからさくさく代表?のコアラのマアチとか。そんで甘いので満たされた口をブラックコーヒーで落ち着かせるのが最近のわたし。少し前は緑茶にはまっていてその前は紅茶で、こんどはコーヒー。お米食べたあとにもコーヒー飲んでしまうから自分でも引いている。

今日でバイトがほとんど終わりっぽいです。ただ最終的な話が出来てないので、仮レギュラーみたいな、そんな立ち位置。明日あたり確認する。シフト未定になっていたので、ちょっと心が軽いです。今日バイトでさあと言うといろんな人に「まだ辞めてないの?!」と言われるのももう嫌になってきたところでした。お金のことはとても心配だけれど、一ヶ月くらい様子見て危なくなったら短期ので食いつなぎたいなあと思っている。節約しなきゃね。

だいたいそんな感じ。からの余談。
先日色々あってとある方に桜庭さんの『ファミリーポートレイト』をおすすめしたのですが、おすすめしたら私も読みたくなってきたのでまた読み返そうとしている。直木賞やアニメ化した作品に比べてあんまり目立たない作品だけれど私はすごく好きなんです。桜庭さんの作品は通して家族が大きなテーマになることが多くて、その中でも父娘がよく描かれるイメージが強いけれど、ファミリーポートレイトは母と娘のお話で。母に連れられてあちこち街を旅して行く主人公の成長譚、といえば良いのかな......。私が好きなのはその桜庭さんにしては新鮮な母娘を描いている点なのだけど、もうひとつは幻想的な要素が強いところ。正直細かい内容はうろ覚えなのですが、主人公が文壇バーだかでバイトしてる時、お客さんに自分のこれまでの人生を創作して語るっていうシーンがあって、その話がすんごく好きです。突然こちら側ではない世界に連れて行かれる感覚があって。その部分を読んだとき「ああやっぱり桜庭さんは私のかみさまだなあ」みたいに思った。のを覚えている。というわけでまた読もうかなという所存。もしこれで興味持って貰えたら嬉しいし読んでくれる方がいたら心躍りますわほほい。
わたし作家さんや読書について語るのたいして上手くないし何言ったら良いかわかんないんだけど桜庭さんについてだったらそこそこ喋れるかもなあ......これが愛ってやつか(眠くて謎発言してしまう)

ではでは、この辺で。さっきインクを吸引したら手がインクまみれになりました。インクを吸うのにも修行が要るらしい。(単に不器用なだけの気もする)